「月の上でレース」……夢みたいな響き。
いえいえ、これが夢じゃなくなる日も近いんですよ、ということを以前、「星とくらす」でもお伝えしました。
「世界初の月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」って何?」
そして、2月21日(火)に月を走る月面ローバーの命名式が行われ、私も参加させていただきました!
au×HAKUTO ローバー命名式&応援楽曲初披露LIVE @日本科学未来館
今回の命名式&LIVEは、抽選で選ばれた人のみ会場が知らされるという厳戒態勢の中行われました。知らされた場所は、お台場にほど近い日本科学未来館。
命名式当日は風が強い日でしたが、開場前から当選した多くの人が列をなし、今か今かと待っていました……
うんうん、わかるよ。
招待された人は、やはりサカナクションファンが多いからか、それともそういう人を集めたからなのか、10代〜20代くらいの若い人が多かったのが印象的。
入場前に、それぞれ色違いの紙のリストバンドをもらい入場。私はピンク。
6区画あるうち、ピンクゾーンは右後方でしたが、人数が人数なので、ステージは問題なく見えました。
そして、突如スクリーンに今プロジェクトの概要映像が映し出され、月面ローバーの名前が発表されました!
その名は……
おぉ〜! ということで、au×HAKUTOの月面ローバーは「SORATO(ソラト)」に決まりました!!!!!
「SORATO」という名前は月面ローバーの名前になるだけでなく、サカナクションがau×HAKUTOの月面ローバー応援楽曲として発表していた”moon”の新しい楽曲名にもなります。
命名式の直前まで編集していて、できたてほやほやだという”SORATO”をお聴きください!
”moon”の時には歌詞がなく「ラララ」で構成された曲でしたが、”SORATO”に進化したら歌詞が乗っています!
この曲聴いたことある気がすると思ったら、”Ame(B)remix”をリミックスした楽曲のようで、
”Ame(B)remix”
→”moon”
→”SORATO”
と、どんどん形を変えていく様子は、まさに月のようだなと感じました。
「今度MVが制作されたりするかも……」ということも言っていたので、それも楽しみです!
「SORATO」の印象は?サカナクションとHAKUTO・袴田武史さん
今回の命名式にはサカナクションだけでなく、HAKUTOの袴田武史さんも登壇しました。
サカナクションの山口一郎さんが、「SORATO」という名前についてどう思うか訪ねると、
「SORATOってすごい響きのいい名前だと思うんですよね。我々も管制室でローバーを操縦すると思うんですけど、『SORATO、前進!』っていう掛け声も出しやすいと思いました」と答える袴田さん。
山口さんも今回、歌詞を考える時に、「SORATO」っていう響きがすごくイメージが膨らましやすかったそう。
「◯◯と」という接続詞のような語感もあり、
「SORATO、なんなのか」
「SORATO、何かがつながる」
といった響きも、すごく良かったと言っていました。
「SORATO」の打ち上げ日は?
月にローバーを打ち上げて、そこから500m走行し、その時の様子を動画で地球上に送信するのが一番早かった人が優勝という「Google Lunar XPRIZE」。
HAKUTOチームのSORATOも、2017年12月28日にインドから打ち上げを予定しているとのこと。
山口さんも「行きたいなぁ、でもその頃は年末のフェスがある」とは言っていたものの、SORATOのリモコンや操作音などに関われたらなどと言っていたので、さらなるコラボが期待されます。
夢を一緒に打ち上げてみませんか
ただ、SORATOを打ち上げるには、もう少し資金が必要だったり、技術開発が必要で、資金面も含めて、もう一歩今年の末を目指してまだ頑張っていく必要があるんだそう。
そこで現在、朝日新聞のA-portというクラウドファンディングサイトで、支援者を募っています。
そのリターンには、「サカナクションのサイン入りTシャツ」をはじめ、「HAKUTO新ユニフォーム」、「実寸大ローバーモックアップ」などなどワクワクするものばかり!
個人的には「打ち上げるローバーに名前を刻印」が最高に夢があって良いと思います。サカナクションのメンバーも個人的に支援して、名前も刻印するそうですよ。
そして最後に、めちゃくちゃワクワクする話が……!
実はこの月面ローバー「SORATO」は、月に打ち上げて仕事を終えても、月にそのまま置いてきてしまうんです。
そんな「SORATO」について、山口さんが袴田さんへ内緒の相談を……
山口 ローバーに、
袴田 ええ
山口 新曲のデータを、
観客 (ざわざわ)
山口 ちょっと入れたいんですよ。
袴田 いいですねぇ。
山口 で、月に行って、ローバーを拾ってきた人しか聞けないと。
観客 (爆笑)
袴田 結構ハードル高いですね。ただですね、そういう世界がもうこれから数年経てば出てくるかもしれないですし。
山口 そうですよね。
袴田 はい。ですので、そういったまず、音楽のデータを月面に残してくるっていうのは非常に面白いと思います。
山口 ちょっとそれ、auには内緒で。
袴田 そうですね。もう内緒話になってないですけどね。
観客 (笑)
夢ありすぎだし、発想がぶっ飛びすぎ……!
いやぁでも、月に行きたくなるなぁ、それは。
最後に山口さんも、「インターネットが始まった時にも、こんなにネットが主流になるなんて誰も思ってなかったとauの田中社長がおっしゃってた」というのを聞いたそう。
「今回のこの宇宙プロジェクトも、今はすごくスペシャルなものかもしれないけど、未来には当たり前のものになっていて、同じ学校の生徒が宇宙に就職するっていうことも、本当に近い未来に必ず起きるんじゃないかなと思います」と言っていました。
本当に、宇宙エレベーターなんて夢みたいな話だと思ったけど、現実に動いているミッションだったりしています。
宇宙のアートも、実は今ってすごく個人的なものになっていたりするんですが、もっと壮大なものやかっこいいものが今後作られていくんだろうなと、今からワクワクしています。(何か情報あれば「星とくらす」まで情報提供お願いします!取材させてください!!)
宇宙ってまったく遠いものではなくて、本当に身近なものなんですよね。もっとそういう風に感じられるよう、私も頑張って活動していきます!
サカナクションのスペシャルライブ
行くまでは命名式メインの厳かな雰囲気で、サカナクションのライブも一曲だけかなぁなんて思っていたら真逆!(ライブハウスっぽい区画を見た時に、うすうす「ライブやるなこれは」と、感じてはいましたが……!笑)
ということで、サカナクションスペシャルライブ! まさかがっつりライブが観られるとは思わなかったので、サカナクションファンに私にとっては嬉しいのなんの!
はい、盛り上がりました。
セットリストはこんな感じ。
1.SORATO(ソラト)
2.ミュージック
3.夜の踊り子
4.アイデンティティー
5.多分、風。
6.新宝島
最近の王道な盛り上がりナンバー! ”多分、風。”で、一郎さんが、風を、あびてるのが、すごく、、印象的だった……!
約40分ほどサカナクションのライブを堪能することができました! 楽しかったー!!
ライブ後のアンケートに答えたら、こんなステッカーももらい、
帰ろうとしたら最後にすてきなお見送りが!
これは日本未来科学館にある「Geo-cosmos(ジオ・コスモス)」という地球の映像を写したものが、この日限り月の映像になっていたのです!
かっこいい。家にひとつ欲しい。
ということで、サカナクションファンの私にとってはおいしい思いもしつつ、月に思いを馳せながらこれからも日本が誇るau × HAKUTOチームの「SORATO」を、引き続き応援していこうと思た良き夜でした!
■au × HAKUTO MOON CHALLENGE
https://au-hakuto.jp
■日本科学未来館
https://www.miraikan.jst.go.jp
■朝日新聞A-port
https://a-port.asahi.com
#SORATO #au #HAKUTO