「月がきれい!」と思って、手に持っていた便利グッズ・スマートフォンを取り出してカシャッ!
すると……
???
まぁ……こうなりますよね。
試したことがある人は、経験済みかと思います。「電気の明かりかな?」としか感じない、ただの白い◯になってしまうのを。
そこで今回は、お手持ちのスマートフォンと「身近なあるもの」を使って、月のクレーターまでくっきりな写真を撮る方法をお教えします!
まずは、スマホと身近なあるものを使って撮った月の写真がこちら!
クレーターまでくっきり!!!
ではでは、こんな月を撮ることができる、撮影に必要なものをさっそくご紹介。
撮影に必要なもの
必要なものは、たったの3つだけ!
1.スマホ
2.双眼鏡
3.三脚
双眼鏡は、スポーツやライブ観戦、レジャーなどのために持っている人は多いはず。ちなみに、安いものでもまったく問題ありません!
三脚も、子供の運動会用に買って、タンスの奥に〜って人も多いかと思います。
タンスの肥やしにしちゃってるなんて、宝のもちぐされです! ぜひぜひこの機会に引っ張り出してあげてください☆
ではでは、撮影手順です!!
(撮影の前に、双眼鏡だけで観てみることもオススメですよ☆!!)
スマホで月の写真を撮る方法
1.三脚に双眼鏡を装着。
2.双眼鏡の片方の接眼部分に、スマホのカメラレンズを合わせて撮る。
たったこれだけ!
けれど、何点か注意点があるので、必ずチェックしてください!
4つの注意点
1.双眼鏡のピントを合わせる
まずは、三脚の高さや、月が見える位置を目で覗きながら確認して、ピント調整レンズで一番はっきり見える位置に調整する。
2.ピント調整はスマホで撮る側を合わせる
人間の目に合わせて、双眼鏡もふたつの目で見るように設計されています。そのため、右目側のレンズを通して撮影する場合は、右目側のピントを調整してください。
3.スマホのカメラ設定
デフォルト設定のままだと、月が真っ白く写ってしまうことも考えられます。そこで、設定ができる場合はマニュアル設定にし、ISO感度(光を感じる感度)を100などなるべく小さい数字にしたり、シーンの設定や明るさの調整ができれば暗くする必要があります。
4.双眼鏡にスマホを固定
短時間で何枚も撮りたいという人は、スマホを双眼鏡に固定して撮るとよいです。
撮影しているとわかるのですが、月はどんどん移動していきます!
そのため、一度に何枚も撮りたいという人は手持ちだと大変かも。その場合は固定してみてくださいね。(私は手持ちで頑張りました……!笑)
でも、望遠して月を観ていると、地球は動いてるんだなぁと、改めて実感することができます。
以上のように、少〜しばかりのコツは必要なのですが、天体望遠鏡や特別な器具を使わなくても、クレーターまでくっきり見える月の写真が撮れますよ! ぜひぜひ、試してみてくださいね☆
※この記事を見て「星を観るために器具を1から揃えよう!」と考えた人は、天体望遠鏡の購入も検討してください! 手頃な天体望遠鏡も数多くあり、天体望遠鏡でもスマホを使って写真を撮ることはできます!