11月に観られるおうし座流星群には「北」と「南」があるというはなし

11月に観られる流星群のひとつに、おうし座流星群があります。

おうし座流星群は毎年、10月中旬から11月下旬にかけて活発になる流星群ですが、なんとこのおうし座流星群、放射点が「南群」と「北群」に分かれているのです。

そのため、おうし座流星群とおうし座流星群という名前で、極大の日が二度おとずれます。

エンケ彗星と地球

そもそも流星(流れ星)とは、宇宙にある小さなチリの粒が地球の大気に衝突して、その衝突でチリが高温になり気化して、光を放つ現象のこと。

彗星は、流れ星の元になるチリの粒を彗星の軌道上にばらまいていて、当然チリの粒の集団は、彗星の軌道上に密集します。

おうし座流星群の母彗星は、エンケ彗星

地球とエンケ彗星の軌道は、毎年ほぼこの時期に交差するため、同じ時期に見ることができます。

 

おうし座流星群の見所は火球

1時間に観られる流れ星の数は10個程度と少ないのですが、火球の出現が多いことで知られています。

2016年11月は、14日夜に満月をむかえるため(しかもスーパームーン…!)、13日が極大のおうし座北流星群は、月明かりの影響をもろに受けてしまいます。

そのため、6日に極大をむかえるおうし座南流星群のほうが、観る環境的にはよいです!

22時前には月が完全に沈むので、それ以降に東の空を見上げてください。

目標はオリオン座!真ん中の3つの星をそのまま真っ直ぐ伸ばしたところに、南群の放射点があります。

 

想像しているよりも明るい流れ星が観られるかもしれません!…が、関東はあいにくの曇り(泣)

11月いっぱいは観られるので、タイミングを観て空を眺めてみようと思います〜。

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